内容は非常によかったし,演技もよい。
後一歩何かひと味足りないのは,監督の技量なんだろう。
これから期待したい。
シドニー・ポラックが渋くてよいね。
ジョージ・クルーニーはよいのだけど,やっぱりERのロス先生が一番いいと思ってしまう。
アメリカのドラマで人気が役が定着しすぎると降板したがる俳優が多いのもわかる気がする。
一生ドラマの中の役でみられるのもたいへんだ・・・。
CSIのスピードルも・・・もっと見たかったのに。
というわけで,フィクサー。
アメリカの訴訟問題について。農薬訴訟の裏側を描いたもの。
実話も参考にしたフィクション。
フィクサーというと凄いやつっぽいけど,この作品ではしょぼさがいい。
フィクサー(もみ消しや)しかできなかった男という感じのジョージ・クルーニー。
3000億の訴訟の行方をめぐって・・・。
非常によいと思ったのは,人の心の葛藤を直接的に描いていない所。
行動や背景が語ってることや,ちょっとした表情,汗や身体反応など細かい所で描いている。
だからこそ,リアリティのある雰囲気や,追いつめられていく心境が伝わってきます。
その為に,全体の派手さがないので,あと一歩なのかもしれないですね。
でも,持てよかったです。
今週末からは,「大いなる陰謀」と「パラノイドパーク」を予定。